
ダイヤモンドとは?輝く理由・4C・天然とラボグロウンの違いを分かりやすく解説
ダイヤモンドといえば、光を受けてきらめく美しい輝きが魅力の宝石。
ジュエリーの中でも、特別な存在として親しまれています。
けれど、なぜダイヤモンドはキラキラと輝くのでしょうか。
そもそもどのように生まれて、なぜ「世界で最も硬い鉱物」といわれるのでしょう。
ダイヤモンドの輝きには、炭素からできた結晶構造や、光の屈折、カットの技術など、さまざまな理由があります。
また天然ダイヤモンドとラボグロウンダイヤモンド、ダイヤモンドに似た模造石などの見た目だけでは分かりにくい違いもあります。

今回はダイヤモンドの基本から、輝く理由、4C、天然・ラボグロウン・模造石の違いまで、ダイヤモンドを知るための基礎知識をわかりやすくご紹介します。
ひとつひとつの違いを知ることで、いつものダイヤモンドも少し違った角度から楽しめます。
知ることで、もっと美しく見えてくる。
そんなダイヤモンドの奥深い魅力を、ぜひお楽しみください。
1.ダイヤモンドとは?

ダイヤモンドは地球の奥深くで、自然の力で作り上げられた鉱物です。
主な成分は「炭素」。
炭素が地球の深部にある高温・高圧の環境で結晶化することで、ダイヤモンドは生まれます。
「ダイヤモンドは硬い」ということはよく知られていますが、実際に天然に存在する鉱物の中で最も硬いと言われています。
その硬さの理由は、炭素原子の結合構造にあります。
ダイヤモンドの構成する炭素(C)は、
隣り合った4つの炭素と規則正しく強く結合した基本構造が、さらに立体的に繋がることでさらに強度が増していきます。
炭素が密度濃く密集してくっ付いているイメージです。
一方、ダイヤモンドと同じ炭素からできているのは鉛筆の芯に使われる柔らかな黒鉛。
同じ炭素であるにも関わらず硬さが違う理由も、炭素原子の結びつき方によるものです。
ダイヤモンドが4つの炭素原子が立体的に結びついているのに対して、黒鉛は3つの炭素原子が層のように重なっています。
そのため層が剥がれやすく、紙に擦り付けることで黒い跡が残って文字が書ける仕組みになっています。

ダイヤモンドは鉱物の「傷つきにくさ」を1〜10段階で表すモース硬度の「10」に位置します。
ただし、硬いということは絶対に傷つかない・割れないという意味ではありません。
強い衝撃や特定の方向からの力によって、欠けることもあります。
そのためジュエリーとして身につける際も着けっぱなしにするのではなく、重たいものを持つときや強い力が加わりそうなときは外していただくのがおすすめです。
2.ダイヤモンドはなぜ輝く?

ダイヤモンドの輝き、うっとりしますよね。
次はダイヤモンドが輝く理由を紹介します。
理由①:光の屈折
1つ目の理由は、光の屈折です。
ダイヤモンドは内部に入った光が屈折・反射することで、輝きを生み出しています。
特にダイヤモンドは他の宝石と比べても屈折率が高いのが特徴です。
そのため光が内部で大きく屈折します。
さらに、内部に入った光がダイヤモンドの面に適切な角度で当たることで光が逃げず反射され、目に届く光が増えて明るく輝いて見えます。
知っていただきたいのは、ダイヤモンド自体が光を発しているのではないこと。
周囲の光を取り込み、その光が内部で反射・屈折して外へ出ることで、美しい輝きが生まれています。

理由②:輝きを引き出すカット
2つ目の理由は、ダイヤモンドのカットです。
カットとは、光をどれだけ美しく返せるように仕上げるかという仕上がりのこと。
光を大きく屈折させる性質を持つダイヤモンドの性質を活かして、光を効率よく返すように仕上げるのが「カット」です。
職人が作り出すファセット(磨かれた小さな面)が輝きの重要なポイントになります。
同じ大きさのダイヤモンドでもカットの仕上がりによって光の入り方や反射の仕方が変わり、輝き方にも違いが生まれます。

パビリオン(ダイヤモンドの下側)の角度も輝きのための大切な要素。
光が内部から逃げにくく、できるだけ多くの光を上方向へ返せるように適切な角度やプロポーションに仕上げることが重要です。


ダイヤモンドの強い輝きを引き出す代表的なカットは、【ラウンド・ブリリアント・カット】です。
「ブリリアント・カット」というカットスタイルと、次でご紹介する「ラウンド」というシェイプを組み合わせたものです。
ダイヤモンドの輝きを重視し、内部に入った光をできるだけ多く上方向へ返すことを目指した構造になっています。
その美しい輝きから、ラウンド・ブリリアント・カットは世界中で長く愛されている、ダイヤモンドを代表するカットです。
カットとシェイプの違い
シェイプは、ダイヤモンドを上から見たときの「丸い・四角い・楕円」などの形のこと。
同じ「ラウンド」というシェイプでも、カットの仕上がりによって輝き方は変わります。
ダイヤモンドを選ぶときは、「どんな形が好きか」というシェイプだけでなく、どのように光を返すように仕上げられているかというカットにも注目することが大切です。

ダイヤモンドの輝きは、偶然生まれるものではありません。
地球の奥深くで生まれたダイヤモンドが、光を取り込み、反射し、私たちの目に美しい輝きとして届きます。
輝きはダイヤモンドそのものの性質はもちろん、職人によるカットの技術が大切なポイントになります。
3.ダイヤモンドの評価と種類

ダイヤモンドには品質を評価するための「4C」という基準があります。
またダイヤモンドには生まれ方や素材の違いによって、天然ダイヤモンド、ラボグロウンダイヤモンド、模造石などがあります。
ダイヤモンドの品質を決める「4C」
ダイヤモンドの輝きや美しさを判断するときに参考となるのが、世界的な評価基準の「4C」です。
4Cの4つの評価基準
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①Carat|カラット:重さ
ダイヤモンドの「重さ」を表す単位です。
②Color|カラー:色
ダイヤモンドの「色」を評価します。
一般的な無色のダイヤモンドでは、どれだけ無色に近いかを基準に評価されます。
③Clarity|クラリティ:透明度
ダイヤモンドの内部にある内包物や、表面にある外部特徴などを評価します。
④Cut|カット:輝きに関わる評価
ダイヤモンドの輝きに関わる評価です。
ファセットの角度や研磨の状態など、光を効率よく反射させて輝きを引き出せるように仕上げられているかを見ています。
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ただし、ダイヤモンドの美しさは4Cだけで決まるものではありません。
実際の輝きや色、透明感など、一石一石の個性も大切です。
ダイヤモンドの種類|天然・ラボグロウン・模造品
◆天然ダイヤモンド
天然ダイヤモンドは①でご紹介した、自然の中で長い時間をかけて形成される鉱物です。
自然が生み出すものだからこそ、内包物や結晶の特徴は一石ごとに異なり、それぞれに異なる個性が宿ります。
その一つひとつの違いも、天然ダイヤモンドならではの魅力です。
また、天然資源としての希少性も、天然ダイヤモンドが特別な存在である理由のひとつです。
<天然カラーダイヤモンド>

ダイヤモンドは、無色透明なものだけではありません。
ブラウンダイヤやブラックダイヤ、イエローダイヤ、ブルーダイヤなど、自然に色を持つダイヤモンドも存在します。
これらの色は、ダイヤモンドが地球の中で形成される過程で生じた結晶構造の特徴や、微量に含まれる元素など、さまざまな要因によって生まれます。
一つひとつ異なる色や表情を持つことも、天然カラーダイヤモンドならではの魅力です。
\MONATELIERのダイヤモンド/
MONATELIERでは、すべて天然ダイヤモンドを使用しています。
代表自らがインド・ムンバイへ赴き、ダイヤモンドの輝きや透明感、美しさを一つひとつ確認。
信頼できる流通経路から直接仕入れています。
無色のダイヤモンドだけでなく、ブラウンやブラックなどの天然カラーダイヤモンドも取り扱っています。
自然が長い時間をかけて生み出した、それぞれの色と個性。
無色のダイヤモンドとはまた違った、天然ならではの表情をお楽しみいただけます。

◆ラボグロウンダイヤモンド
研究施設や工場などで、人の手によって作られたラボグロウンダイヤモンド。
天然ダイヤモンドとの大きな違いは、天然か人工かという「生まれ方」の違いです。
「人工的に作られた」と聞くと「偽物?」と思うかもしれませんが、模造品ではなくダイヤモンドそのもの。
天然ダイヤモンドと本質的に同じ化学組成・結晶構造を持ち、光学的・物理的性質も基本的に同じです。
人工的な環境で生産できるため供給量が多く、天然ダイヤモンドより価格面で選びやすくなっています。
<天然ダイヤモンドとラボグロウンダイヤモンドの見分け方>
実は、肉眼で見た目だけから判別することは困難です。
天然ダイヤモンドとラボグロウンダイヤモンドは、どちらも本物のダイヤモンド。
基本的な性質が共通しているため、見た目だけで天然かラボグロウンかを判断することは難しいのです。
見分ける際は専門的な検査が必要となります。
だからこそ、ダイヤモンドを選ぶときは「天然かどうか」だけではなく、自分の目でその輝きを見て、自分が美しいと感じるものを選ぶことが大切になります。
◆模造石
ダイヤモンドとは異なる素材でダイヤモンドに似た外観を持つ、模造石もあります。
代表的なものにはキュービックジルコニアやモアサナイトなどがあります。
ダイヤモンドとは異なる物質でできているため、硬度や光の反射などの性質も異なる「ダイヤモンドではない別の素材」です。
そのため、一般的にダイヤモンドと比べて価格面で選びやすい傾向があります。
素材の違いを正しく理解したうえで、それぞれの特徴や魅力を楽しみましょう。
4.最後に

最後は実際にダイヤモンドを見て、自分の目で「綺麗」と感じるものを選ぶこと。
それが、長く大切にしたいと思えるダイヤモンドを選ぶために大切なことです。
天然もラボも、一石一石で輝きは異なります。
カットによっても輝き方は変わり、同じジュエリーデザインでも、ダイヤモンドが変わるだけで印象は別物になります。
違いを知ったうえで、自分が納得できるダイヤモンドを選んでください。
輝きは実際に見比べてみるのがおすすめです。
MONATELIER表参道店でぜひ実物をご覧くださいませ。
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